2013年のワインエキスパート二次試験が近づいてきました
今年の二次は9月17日(火)が本番の日です しかし、それにしてもリキュール・蒸留酒は種類が多すぎる 何が出て、当てられるかどうは運しだいのようなところもあります だけど今回は、あえて大胆にこの二次試験に出題されるリキュールと蒸留酒の予想をしてみようと思います これってほとんど無責任な感じもするし、そして実際に責任なぞ取れるわけもありません ですが、自分がもし今年のエキスパートを受けるとしたらどのあたりが怪しいと思うか、という観点で考えてみました ある程度の仮説を持って試験に臨むのと、まったくフリーハンドで策もなしに臨むのとではだいぶ試験に対する姿勢が異なります 姿勢が違えば結果も変わってくるかもしれない 結局は答えが出てみないと分からないわけですが・・・ まずは過去に出題された飲み物(2004年以降)を見てみます 2004年度 ルビー・ポート 2005年度 コニャック 2006年度 アルマニャック 2007年度 チェリー・ヒーリング 2008年度 泡盛 2009年度 アルマニャック 2010年度 アマレット 2011年度 ドライ・ヴェルモット/ウオッカ 2012年度 コアントロー(またはホワイトキュラソー)/カルヴァドス 2011年からは試験が変わって2種類に増えています <ブランデー> 過去の傾向を見ると、まず気づくのはフランスのブランデー(コニャック、アルマニャック、カルヴァドス)の出題が多いこと 2年続けて出題されることもあれば2年空いて3年目にあらためて出題されていることもある 2012年にも出ています <スピリッツ> これは過去にはウォッカのみ <リキュール> チェリー・ヒーリング、アマレット、コアントロー(ホワイトキュラソー)が出ている いずれも果実系リキュールです <フレーヴァード・ワイン> ドライ・ベルモット(2011)が出ています <フォーティファイド・ワイン> さかのぼるとポート(2004)も出ています <焼酎> 変わりどころで泡盛(2008)も出ているようです 状況としては上記のように出題されていますが、これをまとめてみると、 ・ 繰り返し何度も登場するもの ・・・ コニャックなどのいわゆるブランデー ・ 非連続的に1~2年おきに出題されるジャンルのもの ・・・ アマレットやコアントローなどのリキュール ・ 醸造酒は出にくい ・・・ フォーティファイドのポートは出ています ・ 発泡しているものは出たことがない ・・・ 受験生に配っている間に泡がなくなったら、、、 ・ その飲み物が造られる本場の産地で見ると、2004年以降ではフランスの6品種が断トツで、それ以外はイタリア、デンマーク、ポルトガル、ロシア、日本が1種類ずつと続く ・ 試験が変わった2011年以降の2年間でも毎年フランス産の飲み物は出題されている(ドライ・ベルモット、コアントロー、カルヴァドス) ・ 同様に、2011年以降は無色の飲み物が連続して出題されている ・ おおむね、それなりに有名なものが出題されている(試験勉強をするまで聞いたことがなかった、というようなものはあまり出ていない) ・ したがって、銘柄はともかくある程度の量が国内市場で流通している という傾向が読み取れます こういった状況から2013年の飲み物の傾向を予想すると、 まず、2年続けて出題されにくいだろう、という予想に立つとブランデーは外れて来るのではないか もちろん、2年続けて出たことがあるブランデー(コニャック(2005年)、アルマニャック(2006))もあるにはありますが、これほど多様な種類がある中であえて2013年もブランデーはないのではないか もし今年出るとして、2012年に出たカルヴァドスは出ないのではないか しかしリキュールはどうか コアントローが出てまた2013年にもリキュールが出るだろうか ここは難しいところです そもそもリキュールは種類が多いです 醸造酒となると日本酒が考えられますが、香りと色からすぐに分かってしまい、出題されにくそう もし出たら笑顔になってしまいそうです 発泡しているビールやシードルも出ないでしょう そして、フランスの飲み物は今年も出るはず これらから、 2013年度 スーズ/テキーラ あたりではないだろうか、というのが僕の予想です この2つを選んだのは、 ・ フランス産が一つは出る ・ 無色の飲み物が一つは出る ・ それなりの量が市場に出回っている、街で見かける、まずまず有名 ・ リキュールは何となく今年もでそうな予感 という、中には全く説得力のない理由もありますが、、、だいたいこのあたりが理由です スーズは黄色い液体なので、シャルトリューズ(ジョーヌ)が選択肢にあったら要注意でしょうか 果実系リキュールが過去は多かったですが、ここらで香草系リキュールが来るのではないか そしてテキーラは無色の代表品種として その他にあやしいと思うのは、ウイスキー 出題頻度の高いブランデーが2012年で出題されているため、これに対する代替品として穀類の蒸留酒でかつ40度程度のアルコール度数があること これらからウイスキーも可能性を考えましたが、しかし万が一ウイスキーが出てしまった時に選択肢に「スコッチ」「ジャパニーズ」などが並んでいたら難しい・・・ それと、出題者側から見るとフランス産のウイスキーがないことから、ちょっと出題しにくいかなと思いました ウイスキーはイギリスやアメリカのイメージが強いから、JSAからはちょっと距離が遠いのではないかと ワインが基本的な品種に立ち返るのではないか、ということを以前の記事で書きました(こちらご参照ください) ワインが原点回帰する一方で、ワイン系ではポートやシェリーなどのフォーティファイドも怪しいと思っています だけど、これらは香りとかが特徴的で分かりやすいかも知れません ただシェリーはここしばらく出てはいませんので、ひょっとしたらひょっとするかも知れない ポートやマデイラは値段がそれなり、ということを考えるとますますシェリーが怪しい気もしてくる ちょっと幅広に考えると、 スーズ シャルトリューズ テキーラ ウイスキー シェリー あたり、ということになります いずれにしても、リキュールや蒸留酒は種類が多すぎて予想が全くできないというのが実際のところです それに、お金もかかるから独学の場合はあれこれと飲んでみる訳にもなかなかゆかない でもとにかく、知識として色だけはチェックしておくとよいと思います 色だけでも候補がだいぶ絞られるはずだから それとできれば原材料も これによって香りからあたりをつけることができるかも知れない 最後は色と香りから、知識に基づいて解答を想像するしかないような気がします 人気ブログランキングに挑戦中。ポチッと応援よろしくお願いします!
by arusanchi2
| 2013-09-10 06:00
| ワインエキスパート
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