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2013年ワインエキスパート(二次試験)にはどの品種が出題されるのか?

日本ソムリエ協会(JSA)のHPに、2013年度ワインエキスパート試験の合格者が載っていました

合格した方は、今はホッとして過ごしているころでしょうか

当然だけど、一次に合格することなしに二次には進めません

僕自身、昨年2012年のワインエキスパートを受験して、一次にパスした時は本当に嬉しかった

努力が報われた気がしたし、また一方で二次試験も大変そうだけど、まだ一か月ほど試験勉強が続けられることを幸福に感じました




さて、2013年の二次試験は9/17(火)に予定されているようです

一般的な受験対策についてはこちらをまずは参考にしていただければ幸いです

これまでどれだけワインに親しんでいたかにもよると思いますが、普通に愛好家として過ごされてきた方であれば1ヶ月の準備期間があればかなり追い込めるのではないかと思います

間違いなく「試験対策」は存在すると思っているし、この「対策」というのがピュアなワインに対して不謹慎な気もしてあまり好きではないのですが、合格するためには致し方ない

対策なくしてやはり合格は難しい、というのが現実だと思います


二次対策は、これまでのワイン経験を試験における問いに対する回答としていかに効率よく表現するか、合格とされる表現にいかに合わせていくか、というチューニング作業に過ぎないと思っています

ベースとしてはやはりワインを飲んできた経験が必要だと考えていますので、それなりに経験があるという方にとっては二次試験はそれほど難しくない、とも言えるのではないか

反対に、あまりワインを飲んでこなかった方については自分の中のサンプルが少ないので厳しい戦いを強いられるかも知れません

そもそも、あまりワインを飲まずにワインエキスパートを取ろうと思う方がどれほどいるのか分かりませんが・・・




ところで、ずばり今年はどの品種が出るのでしょうか

これは多くの人が関心を寄せる問題だと思います

二次試験の合格要素としてはブドウ品種を当てることが全てではないと思うけれど、しかしテイスティングにおいてもっとも興味を惹かれるのが「ブドウ品種を当てること」ではないでしょうか

僕もとても興味があります

実際の試験にどのブドウ品種が出たのかは、受験後にJSAが公表するまでは分かりません

ただ、僕は僕なりに「この品種が怪しい・・・」と思うところがあります

それは、

 教本の「代表的な6品種の個性についての一例」に記載されている品種

です

去年の2012年までは教本では「主要なぶどう品種の特徴」として記載されていました

これを見た方は「えっ、そんなこと?」と思うかも知れません

事実、この点、すなわち、二次試験に出る品種と教本のこの部分に記載されている品種の関係について触れている記事(ブログなど)を見たことがないのです

だけど、ワインエキスパートの試験問題が教本から出るという原則を考えると、あまり違和感なく受け入れられる説ではないでしょうか



振り返って、2012年度に出た品種は何か

白はリースリングとシャルドネ、そして赤はガメイとネッビオーロです

ここで2012年の教本をあらためて見てみると、これらの品種は「主要なぶどう品種の特徴」にきちんと載っています

2012年は、特に赤の品種についてはいろいろと話題になりました

ガメイとネッビオーロですから、普段はあまり飲まない品種じゃないでしょうか

ここから派生して、「2013年はますます何が出るか分からなくなった」というのが世論じゃないかと勝手に想像しています


そこで、2013年の教本を本屋で立ち読みしたところ、「代表的な6品種の個性についての一例」のところは一気に種類が減っていました


白ワイン品種

 リースリング
 シャルドネ
 ソービニヨン・ブラン

赤ワイン品種

 カベルネ・ソービニヨン
 ピノ・ノワール
 シラー


2013年の教本で、あえてなぜ記載品種を変更する必要があったのか

おそらくは2012年にガメイとネッビオーロを選択できなかった人が多かったからではないのか
(ちなみに僕は、2012年の二次で赤は2つとも品種を外しました、、、)

あまりにも品種の範囲を広げ過ぎた反省がここに反映されているのではないか

僕はそう考えました


もしかしたら全く関係ないのかも知れませんし、受験生に余計な先入観を与えてしまっているかも知れません

だけど、2013年の試験ではやはりこの6つの品種を重点的にきちんと押さえておくことはきっと無駄にはなりません

かなり色の濃いピノ・ノワールが出る可能性は十分にある

そして、ここ数年出ていないソービニヨン・ブラン、しかも青臭さなどの特徴をあまり感じにくい線の細いソービニヨン・ブランが出る可能性もあるのではないか

そして飲むには定番の、しかし試験にはここ数年出ていないカベルネ・ソービニヨンが久々に出るかもしれない

特徴の感じづらいメルロは、試験の品種としては出題しづらかったのかも知れない

ワインの試験ではやはりミュスカデが出るはずはないと思うし、これは僕の持論だけれど甲州はまだ出ないでしょう




僕の予想が当たっているかどうかは試験が終わってJSAが発表するまで分かりません

それでもやはり、どうしても”怪しい”と思うのです・・・ 




最後にもう一度


エキスパートの二次はブドウ品種が当たれば合格できる、というものではないことはあらためて肝に銘じたほうがよさそうです

コメントの選択はかなり重要なポイントになるはずです

この点は、対策を怠らない方がよいと思っています

(と、偉そうなことを言う、、、) 





追伸:

リキュールや蒸留酒に関する(無責任で勝手な)予想は別途記載したいと思っています

(だけど、2012年に出たコアントローとカルヴァドスはある程度予想通りの出題でした)




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by arusanchi2 | 2013-08-30 06:00 | ワインエキスパート
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